動画と解説・木刀による剣道基本技稽古法【基本８および基本９】
剣道初心者用の形稽古法
基本８ 返し技「面返し胴（右胴）」
双方右足から「歩み足」にて３歩前進し、「一足一刀の間合」に接した後、動作を開始する。
| 元立ち | 掛り手 |
①右足を１歩踏み出しながら正面を打つ。 ア．目付は相手から外さない。 イ．正面を打ったままの体勢である。 |
①右足をやや斜め前に出しながら表鎬（左鎬）で迎えるように応じ、すかさず手を返して右斜め前に出ながら右胴を打つ。 ア．すり上げる要領で応じ、応じと返して打つのとが一拍子になるようにする。 イ．左手は正中線から外さずに「送り足」で刃筋正しく打つ ウ．目付は相手から外さない。 エ．右胴を打った体勢である。 |
|
②打った後、双方とも正対しながら１歩後退し、掛り手は残心を示す。「一足一刀の間合」くらいの交差が適当である。 ③その後、双方とも左に移動して元に復する。一歩で元に戻らなくてもよい。 ④動作が終ったら構えを解き、双方左足から「歩み足」にて小さく５歩後退して立会の間合に復し、中段の構えとなる。 |
|
基本９ 打ち落とし技「胴（右胴）打ち落とし面」
双方右足から「歩み足」にて３歩前進し、「一足一刀の間合」に接した後、動作を開始する。
| 元立ち | 掛り手 |
①右足を１歩踏み出しながら右胴を打つ。 ア．まっすぐ振りかぶり、刃筋正しく右胴を打つ。 イ．目付は相手から外さない。 |
①左足からやや左斜め後ろにさばくと同時に、刃部の「物打」付近で斜め右下方向に打ち落とし、すかさず右足を踏み出して正面を打つ。 ア．滑らかな足さばきで鋭く打ち落とし、すかさず間合を勘案しながら正面を打つ。 イ．打ち落としと正面打ちが一拍子になるようにする。 ウ．打ち落とす時、相手から目を離さない。 |
|
②双方とも正対しながら１歩後退し、掛り手は残心を示す。「一足一刀の間合」くらいの交差が適当である。 ③その後、双方とも右に移動して元に復する。一歩で戻らなくてもよい。 |
|
