♪大腸ポリープ切除後の食事メニュー・生活
入院中に、看護師さんから退院後の生活について注意される。ポリープを取った大腸の粘膜には、人工的な潰瘍ができています。約３週間で自然に治っていきますが退院後間もないときはまだ傷も大きく、ごくまれに潰瘍から出血することがありますので以下のことに気をつけ生活しましょう。

【　食　事　】
一週間ほどは、胃腸の負担にならないような消化の良い物を摂りましょう。　例）牛乳、卵、鶏肉（ささみ）、白身魚、豆腐、イモ類、野菜（にんじん、かぼちゃ、ほうれん草）　辛いもの、ニンニクなどの刺激物をさけましょう。コーヒーなどは飲んでもかまいません。飲酒は潰瘍の治りを悪くし、また潰瘍からの出血を促す危険があります。必ず１０日は禁酒しましょう。

【　仕　事　】
力仕事でなければ支障ありません。重い物を持ったりする重労働の場合は、おなかに力が入ります。それがきっかけで潰瘍から出血したり潰瘍部に穴があいて手術といったことも大変まれですが可能性としてはあります。力仕事は１０日間ほどさけてください。
【　運　動　】
どんな運動も少なからず腹圧がかかります。１０日間ほどさけてください。
【　入　浴　】
よく湯船に浸かっていると、血行が良くなり出血を促す事があります。常識的な範囲での入浴は支障ありません。目安は、手術翌日：シャワー、手術２日目：ぬるめで短時間の入浴、１週間：元どおりでＯＫ
【　運　転　】
基本的には差し障りありません。しかし、長時間の運転は避けるのが望ましいです。
【　旅　行　】
１週間から１０日は遠方にはいかないようにしましょう。
【　排　便　】
排便時に力まないようにしましょう。便秘になると、排便時に力むため腹圧がかかります。規則正しい排便に心掛けましょう。退院後も必ず便を確認してください。
自分が見てわかるほどの出血、急激な腹痛、発熱、吐き気、嘔吐、その他気になることがあればすぐに連絡してください。
禁酒・禁煙は退院直後から無理だったが。注意期間は、出血の可能性がある２週間程度とのこと。