秋山郷とは? 切明温泉とは?
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秋山郷とは? 新潟と長野にまたがる中津川渓谷沿いの地域

日本の秘境100選
平家の落人伝説も残っている秘境・秋山郷(あきやまごう)は、津南町(新潟県中魚沼郡)と栄村(長野県下水内郡)にまたがる中津川渓谷沿いの地域の名称。東を苗場山(なえばさん)、西を鳥甲山(とりかぶとやま)に挟まれた山間地域で、日本の秘境100選の一つでもあります。新潟県側に8つ、長野県側に5つの集落があります。最近ではクラブツーリズムなどの観光ツアーで『信州3つの秘境へ!秋山郷・清津峡・松川渓谷2日間』というような、秋山郷を含む観光コースが人気のようです。
我々が「秋山郷」の観光情報をネットで詳しく調べる時、同じ秋山郷でも新潟県側「津南町観光協会サイト」と長野県側「栄村秋山郷観光協会サイト」の両方を見なければならず、不便なのは事実です。上の地図は栄村秋山郷観光協会が発行する資料なので、秋山郷の長野県側だけが載っています。
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切明温泉は? 秋山郷の最南に位置します

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佐久間象山が工事を指導し切り開いた
切明(きりあけ)温泉は、関越自動車道 塩沢石打ICから車で約1時間36分、秋山郷の最南に位置します。「切明」の名前ですが、新潟(塩沢)の鈴木牧之が文政11年(1828)に訪れ「湯本」としてその様子を「秋山記行」に描いています。
牧之が訪れてから19年後(弘化4年(1847))に起きた善光寺地震の際に、この地は山崩れにより川が土砂でせき止められ湖となり、温泉宿も湖底に沈んだという記録があります。翌年(嘉永元年(1848))ここを訪れた長野県(松代)の佐久間象山(右写真)が工事を指導し、土砂を切り開いて排水したので、地名が湯本から「切明」になったと言われています(沓野日記)。
秘湯と呼ぶに相応しい切明温泉名物「河原の手掘り野天風呂」。旅館の絶景露天風呂・24時間満喫できる内湯など、源泉掛け流しの温泉を美しい風景を眺めながら心行くまで堪能できるところです。

牧之が訪れてから19年後(弘化4年(1847))に起きた善光寺地震の際に、この地は山崩れにより川が土砂でせき止められ湖となり、温泉宿も湖底に沈んだという記録があります。翌年(嘉永元年(1848))ここを訪れた長野県(松代)の佐久間象山(右写真)が工事を指導し、土砂を切り開いて排水したので、地名が湯本から「切明」になったと言われています(沓野日記)。
秘湯と呼ぶに相応しい切明温泉名物「河原の手掘り野天風呂」。旅館の絶景露天風呂・24時間満喫できる内湯など、源泉掛け流しの温泉を美しい風景を眺めながら心行くまで堪能できるところです。